男浴衣の帯の合わせ方|帯の種類と選び方の説明

投稿日: カテゴリー 浴衣


男性が浴衣を着るときに大事なものは浴衣と帯です。
浴衣を買いにお店に行ったら最初に浴衣を選んで次に帯を選ぶことになると思います。

そしてそれ以外に腰ひも、肌着、履物、センス、手ぬぐいなども揃えると思いますが、
やはりその中で大きなウエイトを占めるのが浴衣と帯ですね。

今回は浴衣に合わせる帯について書いていきます。

帯の種類

帯の種類は二つです。

・角帯
・兵児帯

角帯は多くの人がつけている10cm幅くらいのカチッとしている帯です。
ほとんど方がこの角帯を付けています。

兵児帯は幅が広くクシャっとできる柔らかい帯です。
ほとんどのお店で角帯が中心だと思いますので角帯の話を中心に最後に兵児帯にも少し触れたいと思います。

角帯の素材

角帯の素材は概ね4種類です。

・綿
浴衣に合わせるのであれば綿の帯が使いやすいと思います。
綿の帯は程よくザラザラしていますので滑りにくく金額もお安いものからあります。

・麻
麻の帯は素材感が夏らしく涼し気なので浴衣にも合わせやすいです。
ただし浴衣売り場にそれほど置いていないかもしれません。
金額的には木綿の帯よりは高いことが多いです。

・絹
浴衣だけではなく着物も着る方は絹の帯も選択肢に入れてみてください。
締め心地は一番良いです。

・ポリエステル
浴衣売り場に一番多い素材はポリエステルかもしれません。
素材感と言うよりは色柄が豊富でデザイン重視で考えると良いでしょう。
ツルッと滑りやすいので天然素材よりは締めやすさは劣ります。

4つの素材について要点をまとめましたが、実際にはこれらが混じった素材もあります。
例えば綿と麻の混ざった帯や綿とポリエステルが混ざった帯などです。

それから各素材の中でも違いはあります。
綿の帯でも締めやすいものと締めづらい物があるということです。

帯選びの際に重視すること

何を重視するかはそれぞれ違います。

・予算
・素材や締めやすさ
・デザイン

上記の3つをしっかり考えながら選んでください。

角帯の選び方

「和服の合わせ方はこうでなくてはならない」などと難しく考えるのはNGです。
ご自分のセンスでファッションとして選んでください。

洋服を組み合わせるときにこの色とこの色は合わせたくないとかこの色とこの色の組み合わせが好きとか
色々あると思います。その感性で選んでいただいて構いません。

スーツのネクタイ選びのように選んでいただければ良いのです。
例えばネイビーのスーツのネクタイを選ぶとき明るい色で合わせるときもあれば
同系色の渋めのものを選ぶ時もあると思います。

浴衣に合わせる角帯もそれと同じ感覚で選んでくださいね。

自信がない方は店員さんに相談してアドバイスをもらいましょう。

候補になる気に入った帯を何本か見つけたら浴衣の上に置いて確認しましょう。

浴衣も帯も単品では気に入っていてもイザ着てみるとなんか違うなあ?ということもあるからです。

ですから、浴衣の上に帯を置いてみてイメージに近いのかどうかを確認することは大事です。

 

兵児帯について

浴衣売り場に数は少ないとは思いますが兵児帯もあるかもしれません。
ゆる~い感じや抜け感、こなれた感を出したい方は兵児帯にも挑戦してみてください。

角帯とはまた違った雰囲気を出せます。

また、兵児帯のメリットとしては結び方を覚えなくてもよいということもあります。

通常角帯の場合は結び方を覚える必要があります。
帯の結び方がわからなかったり覚えるのも面倒に感じる場合に
兵児帯にするのも良いでしょう。

今回このページでは詳しい結び方の説明はしませんが、
兵児帯はグルグル巻きつけて挟み込むだけだったり、蝶々結びや片結びで良いのです。

ですから、一生懸命結び方を覚える必要がないのも兵児帯の特徴です。

兵児帯の注意点

浴衣に合わせる兵児帯は現代的な薄めの生地を選ぶようにしてください。
昭和の時代のお父さんたちが締めていた総絞りの兵児帯がお家や実家にある方もいると思いますが
あの総絞りの「ザ・兵児帯」を締めると浮き輪みたいなボリュームになるかもしれません。
そうなるとカッコよく収まりません。
ということで総絞りの兵児帯は浴衣に合わせるのはやめておきましょう。

浴衣の選び方は、下記のページにて説明していますので参考にしてください。

男の浴衣の選び方|かっこよく着こなすための気を付けるべき3つの要素

 

 

まとめ

いかがでしたか。今回は浴衣に合わせる帯についてお話させていただきました。
浴衣に帯をキュッと締めている姿は女性陣も大好きです。
洋服では味わえない感覚を楽しんでくださいね。

カッコつけて夏のイベントに行きましょう~


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