男の浴衣の選び方|かっこよく着こなすための気を付けるべき3つの要素

投稿日: カテゴリー 浴衣


平成の後半くらいから以前よりは男の人の浴衣姿が増えています。
増えている場所は夏の花火大会をはじめとしたイベントごとですね。
友達同士集まってワイワイ、彼女とイチャイチャ、子供を連れてガチャガチャ、
などなど夏の思い出には浴衣姿が目に浮かびますね。

今回は男性が浴衣を着てみようと思った時に失敗がなるべく少なくなるように
どのように選んでいけば良いのかということを中心にお話していこうと思います。
それでは早速始めていきます。

選び方のコツとは(既製品)

浴衣は反物から仕立てる方法と既製品から選ぶ方法がありますが、今回は既製品を選ぶ方法を説明します。

選び方の重要なポイントは、

・生地の種類
・色柄
・サイズ

上記の3つになりますので、そちらについて説明していきます。

余談ですが、浴衣はリラックスした楽しいシーンで着るものなので難しく考えすぎないということもコツのひとつです。

生地の種類

「綿100%」または、綿に麻が少し混じっている「綿麻」の2種類の生地で作られている浴衣が多いです。

綿100%

綿100%の生地は肌触りが柔らかくあまり透け感はありません。
買ったばかりの時はノリがついていてバリバリしている生地でも一度水に付けたり水洗いすると
柔らかくなり馴染んできます。

綿麻

綿麻は綿100%の浴衣に比べると麻が混じるのでシワが出やすいです。
麻のシワや透け感が涼しげなムードを演出します。
麻の生地は夏らしい素材感として洋服でも人気ですね。

綿100%か綿麻の生地どちらかを選んでいただければ良いと思います。
共に夏物なので生地としては薄めです。

ただし、
ポリエステルの生地で作られた浴衣も一部ありますがあまりお勧めしません。
(暑かったり、テカテカしていたり、静電気が来やすかったり、滑りやすかったりするからです)

色柄の決め方

次に色柄での浴衣の選び方をご説明致します。
紺、グレー、茶、黒の無地やストライプなどのシンプルなものから
派手な柄物まで様々です。夏なので白ペースなものも多いです。

浴衣は遊び着なので選び方も自由ですが洋服で着慣れている色や好きな色柄であれば失敗は少なくなります。
シンプルに決めたい男性はスーツを選ぶように紺、グレー、茶、黒の無地やストライプを選ぶと良いでしょう。

お店で気に入った商品を見つけたら鏡の前で軽く羽織って確認することをお勧めします。
自分自身の感覚として違和感がないか確認して選んでください。
「なんか違うな!」と思うと着るときにテンションが上がらないのでテンションの上がりそうな一枚が見つかるといいですね。

浴衣が袋に入っていて羽織ることが出来ないお店の場合はそのままの状態で軽く当ててみるだけでもイメージは湧くと思います。

 

サイズの選び方

最後にサイズの選び方です。
既製品の場合は洋服と同じ感覚でM、L、LLという選び方です。
(Sや3L、4Lもありますが商品数は少なくなります)

着物の着丈の目安はくるぶし近辺です。
男の着物たけもとの場合は着物の場合はくるぶし下、浴衣の場合はくるぶし上くらいを一つの目安にしています。
そのため身長を店員さんに伝えアドバイスをもらいながらサイズを選んでいただいた方が間違いが少なくなると思います。

注意が必要なのは既製品の浴衣は縮みます。
そのため最初からくるぶし上の商品を選ぶと縮んだ後に短くなりすぎてしまいます。

オススメはくるぶし下くらいのしっかりサイズを購入して縮んでもくるぶし上に収まるようにすることです。

接客をしていると「どれくらい縮みますか?」という質問をよく受けます。
商品の性質や洗い方によってまちまちなのですが、
ワンサイズくらいは縮む商品が多いです。まあ約4cm~5cmというところです。

私の13年の販売経験から言うと過去に10cm以上縮む商品もありましたしあまり縮まない商品もありました。
当店の場合さすがに10cmも縮む商品は弾きますが、毎年新商品もありますし全部は実験できませんのでそこに関しては
少し悩むところでもあります。

そのため浴衣は縮むので少し大きめでも大丈夫と覚えておきましょう!

 

しかしながら町を見渡せばかなり短く着ている人も多いですから、細かいことを気にしすぎないで堂々と着ることも
浴衣を上手に着ることのコツのひとつです。

身長の高い方はLLサイズでも短くなりますからある程度の妥協も必要かもしれません。

それ以外に裄、身幅、もっというと他にもサイズがありますが、既製品の場合は決まった数字がありますので
身丈を中心としたバランスでサイズ選びを考えてください。

イレギュラーな体形の方や裄の短さなどが気になる方は反物からお仕立てにチャレンジすることをお勧めします。

 

 

浴衣に合わせる帯と必要な小物

全体の組み合わせが合っていないとちくはぐになりますので、
帯と小物を合わせることも浴衣選びの重要なポイントです。

帯の選び方も難しく考えてしまう方が時々いますが、店員さんと相談しながら
洋服選びのように選んで大丈夫です。

素材は絹、綿、麻、ポリエステルこの4つがベースで各々が混ざりあったりもしますが
ご予算と相談しながらデザインと浴衣とのバランスを考えてみてください。

買うことが決まった浴衣の上に置いてイメージを見てみるのがオススメです。

それからポリエステルの帯は滑りやすいので出来たら天然素材の方が締め心地はよくなります。
しかしながら浴衣売り場ではポリエステルの商品が多いですし、お洒落なものモダンなものもありますので
見た目重視であればポリエステルの帯も良いでしょう。

絹の帯は一般的に高価になりますが、着物も着る方は着物にも浴衣にも締めることができるので良いと思います。

浴衣しか着ない方は綿、麻、ポリエステルの中から選ぶとよいと思います。

帯の詳しい選び方は、下記のページにてご説明しておりますので、ご参考にしてくださいませ。

男浴衣の帯の合わせ方|帯の種類と選び方の説明

 

浴衣と帯が決まったらそれ以外に必要な小物は2点です。

・腰ひも
・下駄

上記2点のご準備も必要になります。

その他、手ぬぐい、センス、うちわ、袋物なども必要に応じて自分好みのものを探してみてください。

 

まとめ

いかがでしたか。今回は浴衣の選び方を中心にお話させていただきました。
浴衣は今回説明しました4点があれが気軽に着ることが出来る和服です。
ぜひ皆さんも浴衣で和服を感じてみてください。

夏のシーズンはイベントが盛りだくさんです、
この夏は自分好みの浴衣を選んで楽しみましょう~


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です