男の着物を始めよう!|男着物に必要な8つの和装品

投稿日: カテゴリー 着物


男の着物に何となく憧れなようなものを抱いている男性も多いと思います。
着たことはないけど「なんかいいよね〜」「粋だよね〜」「興味あるなぁ〜」
と思っている男性も多いでしょう。

実際じわりじわりとですが浴衣を含めて着物を着る男性は増えてきています。
今回は着物を始めるために必要なアイテムを書いていきたいと思います。

着物

和装全体のことを指して着物といいますが、ここでいう着物は「長着」とも言われるもので、着るとくるぶしほどの長さになる和服です。

浴衣と形は同じですので浴衣と同じ形のあの和服が着物です。

何はともあれ、まずは着物が必要です。

和装のアイテムはそれなりに多いですから、一度にすべてを考えると頭が整理できなくなりますので一つ一つ順番に考え揃えていきましょう。

その中での優先順位一番目が着物です。

雑な言い方をすると着物さえあればあとは何とかなります(笑)

着物には色々な種類があります。フォーマルからカジュアルまで何でもありますので、どのようなシーンでも着物を着ることができます。
どんなときに着たいかを考えそれに合わせて着物選びをすることが大切になります。

居酒屋で着る、観劇に着て行く、大学に着て行っちゃおう、結婚式で着る、お正月に着る、彼女とデートで着る、夫婦で出かける、レストランに行く、茶道で着る、弓道で着る、週末に着る、海外に持っていく、意味もなく着てる、ただ好きだから着る、家で着る、とかなんでもいいんですよ。

完璧なイメージは必要ないのでまずはどんなシーンで着るかイメージしましょう。
それに合わせてどんな着物が自分には良いのか考えましょう。

羽織

着物の上に羽織っている膝丈くらいの和服です。

羽織は寒い時の上着であり、きっちり見せるためのジャケットのようなものです。

浴衣やカジュアル着として羽織無しで着ることもありますが、羽織を着用するスタイルの方が着物らしさがあり一般的です。

着物と羽織を同じ生地で作るアンサンブルが昭和の時代は主流でしたが、令和時代の感覚だと着物と羽織の色や素材が違ったものの方が現代的でお洒落に見えます。

だたこれも素材感や季節感など合わせ方に多少の知識が必要です。
なおかつカッコ良く見せるにはファッションセンスも必要です。

アンサンブルはアンサンブルとして伝統的な着物らしさが出ますから長く使っていただければと思います。
アンサンブルなら合わせ方を悩まなくていいから、そこは楽ですね。

 

 

 

長襦袢

着物の下に着る下着のようなシャツのようなものです。

見た目には着物と同じような形をしています。

反物から作るか既製品で探すかの選択肢となります。

絹、ウール、麻、化繊など探せば色々ありますので、
着物、羽織との相性やバランスを考えながら選んで行きましょう。

まずは半襦袢に下はステテコでスタートするという選択肢もあります。

角帯

お腹の下あたりに巻くものです。10cm×4mくらいの長さがありますので3周してら結びます。

着物、羽織に合う素材選びが大事です。

着物、羽織が絹なら帯も絹が良いでしょう。
着物、羽織が化繊ならば化繊で良いでしょう。

ただ一般的には絹のものが一番締めやすいので
絹のものを選べば絹の着物にも化繊の着物にも安心して合わせられます。

絹の着物、羽織に帯だけ化繊と言うパターンはアンバランスなのでオススメはできません。

腰ひも

着物や帯を買う時に一緒に買っておきましょう。

長襦袢用に一本、着物用に一本あれば安心です。

羽織紐

羽織の胸の下あたりで留めている紐のような物です。
組紐のタイプと無双と呼ばれるタイプと2種類あります。

普段使いの着物、羽織であれば、どちらのタイプが良いということはありませんのでファッション的な感覚で選んでください。

丸組紐と呼ばれる羽織紐は全体的に大きく房も長く昔ながらの印象を与える商品です。
昭和時代の「ザ・着物」というスタイルに寄せていく方には良いのですがお洒落に寄せていきたい方は止めておきましょう。

令和時代に現代的でスタイリッシュなコーディネートを目指す方は
丸組紐より小振りでシャープな羽織紐を選んでください。

羽織紐はコーディネート全体のアクセントになりますのでバランスを見て考えましょう。

 

 

 

足袋

白足袋、色足袋、柄足袋、夏用の麻足袋、冬用の別珍足袋など様々な足袋があります。

黒紋付のような第一礼装には白足袋ですがそれ以外は割と自由に選んでいただければよいです。

雪駄

履物ですね、表だけで考えても畳表、エナメル、ホースヘア(馬の毛)、牛革、トカゲ革、ヘビ革、など色々な素材があります。これに革底やゴム底を付けます。

鼻緒も印伝や革など色々な種類があります。

履物の専門店ではこれらを組み合わせた既製品もありますし、
オーダーで作る場合はさらに多くの選択肢の中から好みのもので作ることが出来ます。
お店で聞きながら見て触って用途を伝え相談しながら作ると良いでしょう。

「お洒落は足元から」とはよく言ったものです。
その場の状況や格式に合ったそれ相応の履物を選んで下さい。

まとめ

今回は着物を始めるために必要な8つの和装品をお話ししました。

これだけ揃えばしっかりと男の着物を始められます。

これ以外に小物も色々ありますが、まず着物を着始めるのに基本となる
上記の8点を揃えることをお勧めします。

着物は絶対に必要なものと言うより趣味的なものだと思います。
楽しみながら一つ一つ揃えて行きましょう~


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です