浴衣を着ようと思っていても帯の結び方がわからないと着れないですね。
メンズの浴衣の着方は難しくありません。帯を締めることが出来れば自分で着れるようになります。
夏のシーズン多くの男性が浴衣を着るようになりましたので、今回は角帯で片ばさみという結び方を説明していきます。
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片ばさみの結び方
まず角帯の先っぽの部分を半分に折り右手で持ちます。先端から30cmくらいの所をおへその下に当てます。
ここから左回りに3周します。1週目の左腰くらいで半分に折っていた部分を元の幅に戻していきます。
グルっと1週しておへその下まで着たら右手では細い方を持ったままの状態で、左手では太い方を持ちキュっと
左右に引っ張り締めてください。
1週終わると右手を先端の細い方から手を離せますので両手を使って2週目を巻きます。
2週目もおへその下に来たら右手で細い方、左手で太い方を持ちキュっと巻きます。
ここの締め方のさじ加減は締めすぎも緩すぎもよくありません。
程よい強さの締め加減は何回も締めていくうちに段々とわかるようになっていきます。
そのまま3周目も同じように巻いていきます。
3周巻いたら太い方の左腰あたりから先を内側に折り込みます。
内側に折り込んだら左手で細い方、右手で太い方を持ちます。
細い方を下、太い方を上にして太い方をグルっと一回結びます。
その時右手は細い方に持ち替え右斜め下へ、左手は太い方に持ち替え上へ引っ張るイメージで締めます。
そして上に来ている太い方を左足の方向に差し込みます。
差し込む場所は帯を巻いた2周目でも3周目でも差し込みやすい隙間に入れてください。
これで結ぶのは終わりです。
最後に右回りに帯を背中の中心まで回して形を整えて出来上がりです。
1分動画で確認
上記の片ばさみの結び方の説明を1分の動画で実際に結んでみました。
動画と説明を照らし合わせて覚えてくださいね。
この動画では腰ひもは結んでいませんが最初は腰ひもかマジックベルトを結んでから角帯を締めることをオススメします。
片ばさみについて
・一般的な結び方の貝ノ口より簡単に結べます。
・背中がスッキリしますので運転や椅子に座ったとき邪魔になりません。
・着物に慣れている方は片ばさみで結ぶ方も多いので玄人っぽく見えます。
腰ひもの結び方、貝の口の結び方はこちらの動画で確認ください。
まとめ
一般的なのは「貝の口」という結び方ですが今回は「片ばさみ」の結び方の説明をしました。
簡単で実用的な結び方なので是非覚えてくださいね。
帯を結ぶ位置はお腹ではなく腰の低い部分に巻いた方がカッコよく粋に見えますので注意してください。
男性の浴衣は着て動いていると着崩れしやすいです。
着崩れは当たり前のことなのでなるべく最初の状態に戻せるように着崩れを直してください。
角帯の結び方、着崩れの直し方、帯を結ぶ強さなどは何回も着て脱いで着て脱いで体で覚えていきましょう~