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男着物|「単衣(ひとえ)」と「一重(ひとえ仕立て)」の違いについて

2025年10月04日

接客でよくあるご質問

お店で接客をしていると、お客様から「単衣の木綿ありますか?」などと聞かれることがあります。

着物関係に詳しくないと、こうした言葉の使い分けはなかなか分かりにくいですよね。

単衣とは?

基本的に「単衣(ひとえ)」は、正絹やポリエステルの着物 に対して使う言葉です。

本来、着物は裏地を付ける「袷仕立て(あわせしたて)」が基本。

その裏を付けずに仕立てたものを「単衣」と呼びます。

つまり、袷と単衣の両方があるのは正絹やポリエステルの着物なんですね。

単衣の着物 一重仕立て

木綿や麻の場合は?

一方で、基本的に木綿や麻、綿麻、ウールといった素材は、もともと裏地を付けない一重仕立て が前提です。

そのため、これらを「単衣」と呼ぶ必要がありません。

「木綿の着物」「麻の着物」とシンプルに表現していただければ大丈夫です。

単衣と一重の整理

〇正絹・ポリエステル → 袷と単衣の両方がある(裏地の有無で区別する)

〇木綿・麻・ウール → 最初から一重仕立てが前提なので「単衣」とは呼ばくて大丈夫

(一部例外もあります)

まとめ

「単衣の木綿ありますか?」といったご質問はよくいただきますが、基本的には木綿や麻は単衣という表現は必要なく「一重仕立て」が基本です。

ちょっとした違いですが、こういう知識があると着物選びがぐっと分かりやすくなります。

こうした豆知識を一つずつ知っていくと、着物に対して“少し通な見方”ができるようになりますよ!

 

男着物専門店 夏は浴衣|秋冬は着物を楽しむメンズのために

2025年10月02日

銀座で長年にわたり、男性専用の着物と浴衣の専門店 として営業しています。

夏は綿や麻の涼やかな浴衣、秋冬は正絹や紬の着物・羽織など、季節ごとに男の装いをお楽しみいただけます。

反物から仕立てる着物の魅力

当店の中心は、反物からお選びいただき、お客様の体型やご希望に合わせて仕立てる着物です。

絹・麻・綿といった天然素材を多く扱い、普段着からセミフォーマルまで、シーンに合わせて選べる幅広い反物 をご用意しています。

お出かけやお茶席、観劇など、用途に応じて使い分けられる一着を仕立てていただけます。

絹・麻・綿といった天然素材 シーンに合わせて選べる幅広い反物

仕立て上がり品・既製品も充実

すぐに着られる仕立て上がり品や既製品も幅広く取り揃えています。

初めての方や急ぎで必要な方にも、安心して選べる品揃え をご用意しています。

すぐに着られる仕立て上がり品や既製品も幅広く取り揃えています

男着物専門店ならではの安心感

2006年の創業以来、芸能関係への衣装協力や、海外からのお客様への対応など、数多くの経験を積み重ねてきました。

男着物に特化しているからこそ、サイズ感やTPOに合ったコーディネートのご提案に自信があります。

銀座1丁目店のご案内はこちら

https://takemoto.tokyo/ginza1chome/

Yukata for Travelers, Kimono for Residents – Diverse Customers from Around the World

2025年09月30日

Many overseas visitors come to our shop looking for yukata first. Yukata are popular as relaxing home wear or as souvenirs, often in the 10,000–20,000 yen range, making them easy to choose and take home. Sizing is not such a strict issue, and that is part of their appeal.

On the other hand, foreigners who live in Japan or stay long-term sometimes choose custom-made items from fabric, and they may look for more formal kimono, haori, or hakama.

In fact, our customers are very diverse. Some are inspired by Japanese culture, manga, movies, period dramas, or the image of the samurai. Recently, partly influenced by the TV drama SHŌGUN, some visitors have been interested in silk and other traditional fabrics, as well as hakama. It is fascinating to see people from around the world, each with different backgrounds, coming to look for men’s kimono – something I never imagined when I started this business.

Men’s Kimono Takemoto has two locations in Ginza. At our main store, you can find a wide selection including silk kimono and haori. At our Ginza 1-chome store, we also carry more affordable yukata in the 10,000–20,000 yen range, popular among travelers as souvenirs. Depending on your purpose and budget, both stores are ready to welcome you.

Men’s kimono and yukata on display at our Ginza store in Tokyo.

Conclusion
From travelers who want to choose an easy yukata to cultural enthusiasts seeking formal kimono, people from all over the world visit us. We look forward to welcoming you at our two locations in Ginza.

For more affordable yukata, please visit our Ginza 1-chome store:→ https://takemoto.tokyo/ginza1chome/

Why Men’s Kimono Are Surprisingly Hard to Find in Tokyo, Japan

2025年09月29日

Many visitors come to Japan thinking, “Since I’m in Japan, I want to buy a kimono.”
However, when they start looking, they quickly realize that very few shops actually sell them. For men’s kimono and yukata, it is even harder, and many travelers are surprised at how difficult it is to find ready-to-wear items.

During the summer months, you may see yukata in department stores, but usually only in July and August. Once September comes, even yukata almost completely disappear from the shops. And when it comes to men’s items, only a handful of stores across the country carry them at all.

Here in Ginza, one of Japan’s most famous shopping districts, there are still very few shops that consistently stock men’s kimono. Men’s Kimono Takemoto is one of the rare places where you can always find a selection – from summer yukata to silk kimono and haori – available throughout the year. Whether you are visiting Japan or looking for something to wear in daily life, you can find what you need here.

find ready-to-wear items men’s kimono and yukata

Conclusion
Many people come to Japan believing that kimono are easy to buy, but in reality, men’s kimono are not so simple to find. That is why our shop in Ginza, Tokyo has become a special place for those seeking men’s kimono all year round.

Where to Buy Men’s Kimono and Yukata in Tokyo – Chosen by Overseas Visitors on Google Reviews

2025年09月28日

Since the reopening after COVID, more overseas visitors have been coming to Tokyo. At the same time, more customers from abroad have been visiting our store, often saying, “I found you through your Google reviews.” Some people even leave reviews in foreign languages, and we are very thankful that new visitors come after reading them.

Recently, a mother from overseas visited us, saying she came because the reviews were very good. She was looking for a yukata for her son. Because he is very tall, she chose the largest size we carry and was able to take it home right away.

In Japan, it is surprisingly difficult to find ready-to-wear men’s kimono or yukata, especially in larger sizes. At Takemoto, we always stock a wide range of men’s items – from summer yukata to silk kimono and haori – so even travelers on a short stay can find something to wear immediately.

ready-to-wear men’s yukata

 ready-to-wear men’s kimono

In summer we carry more yukata, and in winter we add warmer fabrics. But because many of our customers are visitors from abroad, we make sure to keep ready-to-wear items available all year round.

 

男着物の王道 紬単衣に羽織を合わせる

2025年09月27日

そろそろ朝晩に涼しさを感じる季節になりました。10月に入ると、夏物の出番も少なくなり、落ち着いた装いに気持ちが向かう方も多いのではないでしょうか。

この時期からおすすめしたいのが「紬単衣着物」です。

紬はまさに男着物の王道であり、呉服屋や百貨店でも正絹紬は販売の中心を占めています。現代的なデニム着物やカジュアルな素材の着物も増えていますが、伝統と品格を兼ね備えた紬は、男の着物らしい存在感があります。

さらに、この時期から冬にかけては、紬単衣着物に羽織を合わせるのが一層おすすめです。

正絹紬着物に薄羽織/紗羽織を合わせています 10月の男着物スタイル

(写真は正絹紬着物に薄羽織/紗羽織を合わせています)

**まだ暖かさの残るうちは「薄羽織」**を重ねて軽やかに

**涼しさが進んできたら「単衣羽織」**で落ち着いた雰囲気に

秋から冬にかけての季節、紬単衣着物に羽織を合わせた男着物スタイルで楽しんでみてください。

カジュアルな着物については、銀座1丁目店ブログでもご紹介しています。

⇒ デニムや単衣ポリエステルの男着物に羽織を合わせる

茶道と袴 ― 男性に欠かせない装い

2025年09月24日

茶道と袴の関わり

茶道では、正式な茶会や発表の場で袴を着用するのが一般的です。お稽古の段階では着物だけで通われる方もいらっしゃいますが、実際に当店で見る限り、着物と袴を一緒に揃える方の方が多い印象です。これは、お稽古を重ねて「いよいよ本格的に茶会に出る」というタイミングで、一式を絹で仕立てて揃えるケースが多いのだと思います。それ以前は簡単な服装でお稽古に通い、本格的に取り組む段階で改めて一式を揃える、という流れが自然なのだと思います。

茶道で選ばれる袴の特徴

茶道に通う男性が選ぶ袴は、基本的に無地の正絹袴です。着物は無地のお召、袴は無地の正絹という組み合わせが最も多く見られます。ズボンのように股下で分かれている馬乗りで仕立てるのが一般的です。

縞袴に関して言うと、黒紋付とお召の両方を着用する方で、袴を最初の一枚作ろうと思ったら縞袴をおすすめします。
なぜかというと、無地の袴だと黒紋付に合わせづらいからです。黒紋付を持っていなくて、無地のお召だけに合わせるのであれば、無地の袴をおすすめしています。つまり、縞袴は黒紋付とお召の両方に対応でき、無地の袴はお召の着物に合わせた時により格好良く見える。そういう使い分けになります。

袴を揃えるタイミング

茶道を始めたばかりの方は、まずは着物だけで通い始めるケースもあります。ただ、ある程度稽古を続けて茶会や発表の場に出るタイミングになると、袴を揃える方が増えてきます。特に、最初から無地のお召と無地の正絹袴を一緒に仕立てて、本格的に茶道を続ける準備をされる方が多く見られます。

茶道に通う男性が選ぶ袴は、基本的に無地の正絹袴

まとめ ― 茶道を続ける男性にとっての袴

袴は茶道を続ける男性にとって欠かせない装いです。無地のお召と無地の正絹袴を一緒に仕立てておけば、稽古から正式な茶会まで安心して通用します。男の着物たけもと本店では、茶道用にふさわしい袴もご用意しておりますのでご相談ください。

前回は茶道にふさわしいお召についてご紹介しました。詳しくはこちら

https://takemoto.tokyo/blog/sadoutoomeshierabareru/

最初に茶道と男着物について知りたい方はこちら

https://takemoto.tokyo/blog/sadoutootokokimono/

茶道とお召 ― 男性に選ばれる一枚

2025年09月20日

茶道にふさわしいお召の着物

茶道の場で選ばれる男性の着物は華やかさよりも落ち着きが重視されます。

その中でもお召は紬よりも上品で茶道に通う方からよく選ばれる一枚です。

特に無地のお召は茶室の雰囲気を壊さず場に自然に馴染むため、茶道に通う男性の基本といえます。

お召が選ばれる理由

男性の着物は約10センチの帯を結ぶだけなので染めの柔らかい着物よりも張りのある織りの着物の方が着崩れしないで使いやすい。

織り物なのに格式がある。織り物だから着やすい。

無地はシーンを選ばずお稽古から茶会まで安心。

濃い色の正絹お召を一枚仕立てておけば長く使うことができます。

茶道用の着物におすすめしている正絹お召反物

季節ごとの着分け

茶道を始めて最初に仕立てる一枚は袷(あわせ)を選ぶ方が多いです。

袷は10月から翌年5月までの8か月間に着用でき使える期間が長いため安心して揃えられます。

一方で、6月と9月は単衣(ひとえ)7月と8月は薄物が基本となり茶道の世界では季節ごとの着分けを大切にされています。

無地のお召は袷と単衣のシーズンに使います。

7月8月は紗や絽と呼ばれる薄物(夏物)を着用します。

お客様からのご相談例

「茶道を始めるので、最初の一枚を仕立てたい」

「稽古から茶会まで幅広く使えるものを探している」

実際に本店では、こうしたご相談で来店いただき多くの方が最初に無地のお召を選ばれています。

まとめ ― 茶道を続けるための一枚として

茶道を始める方にとって無地のお召は場に馴染み格式を保ちながら安心して着用できるため最初の一枚にも最適です。

男の着物たけもと本店では、茶道にふさわしい無地のお召を数多くご用意しております。

前回は茶道と男着物についてご紹介しました。詳しくはこちら

https://takemoto.tokyo/blog/sadoutootokokimono/

続いて、茶道に欠かせない袴についてはこちら

https://takemoto.tokyo/blog/sadoutohakamadansei/

茶道と男着物 ― 日本文化を彩る装い

2025年09月18日

茶道と男着物の深い関わり

茶道は、日本の伝統文化の中でも特に「所作」や「礼法」を重んじる世界です。

その中で着物は、単なる服装ではなく「場を整えるための装い」として位置づけられてきました。

男性が着物を着ることで、茶室の空気が引き締まり、茶会全体の雰囲気がより落ち着いたものになります。

茶道に通う男性の装い

茶道を始める男性のお客様からも、男着物のご相談をいただくことが多いです。

長く通い続ける中で、繰り返しご利用いただき長いお付き合いになる傾向があります。

お稽古から茶会まで季節、シーンに応じて男着物や袴をご提案します。

各種反物 茶道の方には無地お召と正絹袴をおすすめしています

茶道にふさわしい男着物の特徴

茶道の場では、華やかすぎる柄よりも、落ち着いた色合いや控えめな着物が選ばれます。

特に男性の場合は、無地のお召が基本。

場に調和し、長く使えるため、安心して着用できると好まれています。

また、茶道の男着物は基本的に袴を合わせます。

まとめ ― 東京で茶道用の男着物を探すなら

男の着物たけもと本店では、茶道に通う男性からのご相談も多く承っております。

お稽古用から正式な茶会まで対応できる男着物や袴をご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

続いて、茶道にふさわしいお召の着物についてはこちら

https://takemoto.tokyo/blog/sadoutoomeshierabareru/

秋の男着物|単衣が基本、袷は特別なシーンだけ

2025年09月17日

秋は着物がいちばん気持ちよく着られる季節。

ルール上は「9月=単衣、10月・11月=袷」とされていますが、現代の生活ではそのまま当てはまらないことが多いです。

単衣がメインの理由

・裏地がないため軽くて動きやすい

・暑さが残る秋口でも快適に過ごせる

・コストを抑えられる

・7月・8月を除けば、ほぼ一年中(10ヶ月間)着られる

・真冬でもヒートテックや襦袢、コートやマフラーを合わせれば十分対応可能

袷を選ぶシーン

袷は「重くて暑い」ため、現代の生活スタイルでは必要性が少ないのが実情です。

ただし、次のような方には袷をおすすめする場合があります。

・茶道など伝統的な場で格式を重んじるとき

・寒がりの方

・袷の重みや着心地に慣れている方

・寒い地域にお住まいの方

一方で、温暖な地域では袷の出番はほとんどありません。

たけもと流のおすすめスタイル

・基本は単衣着物で軽やかに

・防寒は羽織の袷仕立てや、コート・マフラーで調整

・着物の中に着る物で暖かさ・寒さを調整できます

・気温の高いときは薄物を単衣のように着てしまうのもおすすめです

まとめ

現代の秋の男着物は、単衣を基本に考えるのが現実的です。

単衣は真冬でも対応できる万能な一着。

袷は茶道や寒い地域など、特別なシーンで必要になる程度です。

男の着物たけもとでは、紬・お召・綿・綿麻・麻・ポリエステルなど各種反物と、

紬・お召・綿・綿麻・麻・ポリエステルなど各種反物

反物から仕立てた単衣着物もご用意しています。

反物から仕立てた単衣着物

用途や気温に合わせて、柔軟にお選びいただければと思います。

・銀座1丁目店でも秋の単衣についてまとめています。

こちらもあわせてご覧ください。

銀座1丁目店の秋の男着物|単衣と袷のバランス