ブログ春夏に着る「男の着物」について
男の着物専門店|春夏の商品ラインナップ
2026年03月26日
春から夏にかけて男の着物専門店として様々な素材の着物をご用意しています。素材によって雰囲気や用途も変わってきますので簡単にご紹介いたします。
夏の絹(紗など)
紗などの夏の絹着物は夏の着物の中では一番かしこまった雰囲気が出る着物になります。式典などでは一番良いと思います。メンテナンスは自宅では難しいですが一番きっちりと見える着物になります。きちんとした印象で着たい方にはおすすめの夏の着物です。

麻の着物
麻の着物は夏の絹着物よりカジュアルですが、浴衣や綿麻よりは夏着物らしい雰囲気があります。夏の着物としては定番で着ている方も多い素材です。小千谷縮など麻の着物もご用意しております。涼しく軽く夏の定番としておすすめの素材です。

綿麻着物
綿麻になると浴衣なのか夏着物なのか曖昧なところがあります。綿麻の着物は浴衣として着用していただいても夏の着物として着用していただいても大丈夫です。
明確な「綿麻着物」と「綿麻浴衣」の違いは特段ありません。衿なしで浴衣っぽく、衿ありで夏の着物っぽく。カジュアル着として自由度の高い素材になります。

浴衣
生地の薄い綿、綿麻、ポリエステル様々な素材があります。シンプルなものは着物っぽく使う方もいらっしゃいますし、派手なものは浴衣らしい雰囲気になります。遊び感覚、お祭り感覚で派手なものを自由に着ていただくのも良いですし、シンプルでシックなものを普段使いにするのもおすすめです。浴衣は着物の中で一番カジュアルなものになりますので部屋着としたり、ルールをあまり気にせず自由に楽しんでいただければと思います。

薄羽織/夏羽織
春・夏・秋と使っていただける薄羽織も男着物の春夏着としてはおすすめのアイテムです。単衣の着物や夏の着物の上に羽織るアウターとしておすすめしています。
素材は夏の絹、麻、綿麻など、さまざまな素材から作ることができます。合わせる着物にどのような素材の夏羽織が合うかご質問いただければ店頭で説明させていただきます。

春夏の当店の商品ラインナップは上記を中心に反物からのオーダーと仕立て上がりの商品の両方をご用意しております。春から夏にかけての男着物やメンズ浴衣をお探しの方はぜひ店頭でご覧ください。
小千谷縮とは|夏の定番でカジュアルな男着物
2026年03月22日
夏の男着物といえば代表的なもののひとつが「小千谷縮(おぢやちぢみ)」です。
新潟県小千谷市を産地とする麻織物で、独特の「シボ」と呼ばれる細かな凹凸が特徴。このシボによって肌への接地面が少なくなり、汗をかいてもベタつきにくく、風通しも良いため、非常に涼しく快適に着ることができます。
素材は主に麻でシャリっとした質感と軽さがあり、日本の蒸し暑い夏に適した理にかなった着物です。

写真の小千谷縮み(麻100%)反物 ¥78,000-

写真の小千谷縮み(麻100%)反物 無地(右)と縞(左) ¥68,000-
小千谷縮は夏の定番着物のひとつ
浴衣よりも一段大人らしく、かといって紗や絽のようにフォーマルすぎず、日常着としても使いやすい絶妙な立ち位置にあります。
「ちょっといい夏の着物を着たい」そんな方には、非常にバランスのいい選択肢です。
ここ数年は生産量の減少や原材料の高騰などから価格は年々上がってきており、在庫を持っているお店も少なくなってきていると聞きます。
それでも、
男の着物たけもとでは2026年の夏に向けて小千谷縮反物をご用意しています。夏の一枚として長く付き合える着物、ぜひ店頭でもご覧いただければと思います。
春夏に着る「男の着物」について
2019年03月08日
これからの暖かくなっていくシーズンに男性が着物を着ようと考えた時の参考になったり、
一つの情報になったり、悩みの解決になるかもしれないので春夏に着る「男の着物」について書いてみます。
少しでも男の着物ライフのお役に立てたら幸いです。
まず絹の着物の場合、5月9月は単衣、7月8月は紗や絽の薄物、それ以外の月は袷と業界的に言われますが、
それはそれとしてこれから書くのはリアルクローズの話で気温や体感温度で着る男着物の話になります。
冬に袷の紬、お召を着て活動されていた方が同じような感覚で春を迎えたいという場合は
裏地のない単衣の紬、お召をお勧めします。
男着物の悩みとして上げられることに「暑い」「重い」というのもありますので
裏地を抜いて仕立てるだけで袷の着物より軽やかで涼しくなります。
単衣(絹)の男着物を体感していただいてもっと涼しくもっと軽く男着物をラクに着たい方は紗や絽の着物、羽織もチャレンジしてみてください。
繊細な生地で値段も高いので気を使う部分もありますが軽くて着やすくて春夏に着る着物としては一番着やすい着物になると思います。
絽や紗の着物の注意事項
①自分で洗えない
②真夏の35℃の時は何着ても熱いので諦める
③夏前と夏後がちょうどよい季節である
夏でも着物は長襦袢と着物と2枚着ますからね、場合によって羽織も羽織ればいくら薄手の生地でも2枚3枚羽織りますから
結構暑いですよ。なので薄め薄めが便利です。
洋服で4月5月ころにシャツ一枚で過ごして心地いい時ってありますよね、
そのころ襦袢着て単衣着て羽織着てたら正直結構暑いですよ。
なので4月5月の心地よい時に基本は単衣としても夏着物を選択肢に入れるのもアリです。
麻だと素材感で夏っぽくなりますけど紗なら単衣っぽく見えちゃいます。
実際僕はGWころから紗を着ますけどあまりツッコまれることはないですね。
というような感じで薄め薄めが軽くて暑くなくて楽なのでオススメです。
それほど気にしないで着心地重視ならどんどん麻を着てもいいと思います。
という流れで次は麻の男着物の話をします。
小千谷縮みを代表とした麻の着物はやはり夏にはバランスが良く使いやすい着物になります。
(実際一番売れる商品でもあります)
麻の着物の良いところ
①値ごろな価格帯
②自分でも洗えちゃう
③涼しげで夏らしい
④夏の雰囲気漂う
さらにチャレンジしてみたい方には麻の長襦袢や麻の帯もオススメです。
麻の着物、場合によって麻の羽織、麻の長襦袢、麻の帯、麻の足袋とALL麻で攻めると非常に夏らしく大人らしく
浴衣の方々との分かりやすい差別化になります。
さらにさらにお洒落でカッコイイです。

写真は小千谷縮み着物×小千谷縮み羽織です。
「注意書き」
〇浴衣も麻の着物も全く同じに見えてしまう人も大勢います(笑)
〇浴衣と夏の着物の違いのような話は今回は割愛します。
麻の着物は基本夏物ですが、夏は何着ても暑くて汗ダラダラになり心地よさを感じるのが難しいです。
なので夏を少し外したところでも麻の着物を着ると麻の気持ちよさを体感しやすいです。
繰り返しになりますが洋服でシャツ一枚で過ごせるようなころに夏の着物や麻の着物でちょうど良く感じると思います。
実際に当店のお客さまではその季節に麻の着物を着ているダンディも多いです。
木綿の着物を夏にオススメしているお店もありますが、着物メーカーが作る木綿の着物は生地が厚いので
夏以外のスリーシーズン使うことをお勧めします。
夏よりに使うなら綿麻の反物の方が涼しくシャリ感もありますので綿麻の方がよいと思います。
麻と綿麻の違いは麻は透けますので襦袢を着て夏着物として使っていただいたほうが無難で
綿麻はそれほど透けないので夏着物兼、襦袢ナシの浴衣代わりにも使えます。
男着物の着方は多様化し自由ですので色々試してご自分のスタイルを見つけるのも良いと思います。
着物メーカーの木綿反物は特に夏に向いている商品はないので、当店はブランドのサマーコットン生地で薄くて面白いものを見つける夏着物を作ったりしています。それらは浴衣のような感覚でも使っていただけます。

写真はイタリアのマルニーというブランドの生地で作った春夏着物です。
(コットンだけでなくリネンやサマーウール、絹なども同様に春夏用に使えそうな薄いブランド生地も取り揃えています)
いずれにしましても春夏に着る「男の着物」を身近に感じて、
「心地よく」「軽やかに」「涼し気で」「遊びごころを持ち」「粋に」
楽しんでいただきたいと思います。
