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選択肢が広がっている男着物の世界

2025年10月13日

何かのきっかけで男着物に興味を持ち、「着物を着てみたいな」「探してみたいな」と思う方は少なくありません。

昭和の頃のように、お父さんたちが紺の着物に紺の羽織、茶色の着物に茶色の羽織といった、昔ながらの典型的な着方ばかりの時代ではありません。いろいろな種類の着物があることを理解してください。フォーマル、セミフォーマル、綺麗系のカジュアル、普段使いのカジュアル、スーツ感覚、部屋着感覚、という感じで洋服のように着物もいろいろです。

自由度が広がった素材と着こなし

今は、デニムの素材、スーツ地、ジャージ素材を使った着物や羽織など以前には考えられなかったような男着物が存在します。私の店限定の話ではイタリアのブランド生地を使って着物、羽織も多数紹介して販売してきました。

「絹物を何十万もかけて仕立てなければならない」という固定観念に縛られる必要はありません。ご自分のライフスタイルやご予算に合わせて、もっと自由に着物を選べる時代になっています。

ジャカード生地着物にイタリアブランド生地の羽織コート

写真はジャカード(ジャガードとも呼ばれる)生地着物にイタリアブランド生地の羽織コート

気軽に相談できるスタイル提案

私に相談いただくときには、洋服を選ぶ感覚で「どんなシーンで」「どんなイメージで」「どんな着こなしをしたいか」を教えていただければ十分です。難しい専門用語や知識は不要です。その会話を着物に落とし込んで、私が説明ご提案いたします。

お求めやすい金額の既製品から絹の仕立てまで幅広くご用意しています。大切なのは「自分に合う着物を一枚見つけること」。そのお手伝いをするのが私の役目です。(場合によっては別店舗を紹介します)

まずは一枚から

男の着物を「着てみたい」という気持ちがあれば、まずは無理せず気軽に何か一枚着てみてください。。実際に袖を通してみると、自分自身でいろんなことを感じると思います。みんながずっと着続けるわけではありません。合わない方もいるでしょう。心地よくて着続ける方もいます。たまに着る方、イベントで着る方、毎日のように着る方、着なくなる方、いろいろです。そんないろいろなお客様を今までたくさん見てきました。